阿波美アワビ図鑑・田井の浜日記:徳島県美波町

徳島県美波町・田井の浜周辺の地域情報&ご当地掲示板!

【少年詩・メインタイトル】うみにゆきたい

少年詩集 うみにゆきたい/縄文の子 表紙

うみにゆきたい

 

みなと行きたく なったらね

みんなで由岐に 来ればいい

海に行きたく  なったらね

みんなで田井に 来ればいい

 

とつぜん海が  見たくなる

人にはそんな  時がある

海を見てると  ちっぽけな

自分に気づく  場所だから

 

ぼくの育った  みなとまち

漁船の並ぶ   入り江には

潮の香りの   いいにおい

見ているだけで 血が騒ぐ

 

夕焼け小焼け  田井の浜

真珠のように  ひかる波

寄せては返す  潮騒

こころの奥に  こだまする

 

海に行きたい  時がある

そんな時には  いつだって

みなみにきーだ みにきーだ

そこがこころの ふるさとだ

 

注)阿波弁「きーだ」

  訳:来なよ。おいでよ。

【詞】美波小唄

だるま朝日(大浜海岸)

 

 

【詞】美波小唄

 

(一)

カレッタ海亀  日和佐城

日和佐太鼓に  薬王寺

日和佐ビールは 谷屋産(たんにゃさん)

みな見にきーだ 美波町

 

(二)

康暦の碑に   田井の浜

縄文時代の   田井遺跡

アワビ伊勢エビ ぽっぽマリン

みなと行きたい 美波町

 

(三)

藍に恵まれ   染める波

だるま朝日の  照らす波

阿波の踊り子  ぞめく波

三波アッパレ! 美波町

【詩】縄文の子

田井遺跡入口

縄文の子

 

タイムマシンが 出来たなら

行ってみたいな 縄文へ

そこにはきっと たくさんの

神様たちが いるでしょう

 

我は海の子 海部(あまべ)の子

大海原を 駆け巡り

大昔には 田井の浜

飾り職人 おりました

 

筑紫(つくし)瀬戸内 大八洲(おおやしま)

いろんな素材 かき集め

土器に石器に 耳飾り

匠(たくみ)の技で 作ります

 

それを丸木の 船にのせ

交易航路(こうえきこうろ)の 旅をする

分かちあいして 和をもって

たっとしとなす 海の民

 

我ら受け継ぐ 遺伝子に

ヤマトの血潮 刻まれし

両手合わせて ありがとう

そして迎える 弥勒(みろく)の世

田井遺跡説明看板

 

田井遺跡入口横看板

田井の浜

 

【詩】「たい!」のマッハ

田井の浜

 

【詩】【田井の浜】

(メインタイトル)阿波で一番美しい砂浜の物語

「たい!」のマッハ

 

泳ぎたい? 泳げない

見せたい? 見せたくない

行きたい? 行けない

ないのまんまじゃ やるせない

 

「たい!」の気持ちで 伝えたい

会いたい! 知りたい! 伝えたい!

「たい!」の気持ちが 溢れてく

「たい!」の気持ちの アレグレット

 

あなたの中で 泳ぎたい!

「たい!」がマッハで駆け抜ける

「たい!」の浜まで 逢いに行く

 

「たい!」の気持ちのシンフォニー

このときめきは 止められないよ

今日はあなたに 逢いに行く

 

(田井の浜まで 逢いに行く)

【詩】 「わたしのこころのなかのちいさなかみさま」〜「しめい」

西の地・岡崎神社・由岐子ども園近く
 
【詩】【西の地・岡崎神社】
   【由岐保育所
 
「わたしのこころのなかのちいさなかみさま」
 
 
ちっちゃなころから
ひとりじゃないの
ひとりぼっちでも
ひとりじゃないの
 
わたしのこころのなかの
ちいさなかみさま
いつでもそばにいるの
いつでもおはなししているの
 
こまったときに
たすけてくれるのは
いつでもちいさな
かみさまだった
 
おかあさま
わたしはもうだいじょうぶです
おとうさま
わたしはもうだいじょうぶです
 
おかあさまみたいになんかならない
おとうさまみたいになんかならない
 
わたしはわたしのみちをいく
おかあさまわたしはもう
ひとりでもあるいていけるから
 
わたしのこころのなかの
ちいさなかみさま
いつでもそばにいるの
いつでもおはなししているの
 
こまったときに
たすけてくれるのは
いつでもちいさな
かみさまだった
 
わたしがみつめているのはせかい
わたしがみつめているのはうちゅう
 
くだらないおやのあらそいごとになんか
もうわたしをまきこまないでください
 
ちっちゃなころから
かみさまがいる
ひとりぼっちでも
かみさまがいる
 
わたしのこころのなかの
おおきなかみさま
いつでもそばにいるの
いつでもおはなししているの
 
おかあさましんぱいいらない
おとうさましんぱいいらない
わたしはわたしのみちをいく
 
わたしがみつめているのはせかい
 

西由岐・八幡神社
【西由岐・八幡神社
 
「しめい」
 
ひとはみな しめいをもって うまれる
 
ひとつめのしめい
それは しょうがっこうの てすとの
とうあんようしにかくもの
 
ふたつめのしめい
それは じだいをつなぐ ひととなること
 
みっつめのしめい
それは かみからさずかりしもの
このよに うまれたいみをしること
 
そして よっつめのしめい
たにんのために 
みずからのいのちを ささげること
 
そして ひとはかみとなる
 
ひとが いちばん たいせつにすべきもの
それがしめいだ
 
しかし ざんねんなことに
しめいに きづかぬまま 
しんでしまう ひともいるという
 
じんせいという てすとのとうあんようしに
あなたはしめいがかけますか
 
ひとはみな しめいをもって うまれる
 
しかし 
もっているしめいのかずは おなじではないのだ
 
 
こどもたちよ ひとからしめいされる ひととなれ
ひとから しめいされないような おとなにはなるな
それが せめてもの おやのねがいだ
 
かけるひとと かけないひとが いるという
 
じんせいという てすとのとうあんようしに
あなたはしめいがかけますか

【少年詩】ウミガメの子

 

大浜海岸前石像

 

ウミガメの子
【少年詩】【日和佐・大浜海岸】
 ウミガメの子
          
もしもしかめよ  かめさんよ
きみがもしもし  かめならば
きみはうさぎに  まけるだろう
りくちでしょうぶ したならば
  
されどもしもし  かめさんよ
きみがもしもし  うみのなか
およぎでしょうぶ したならば
きみはうさぎに  かてるだろう
   
きみはスイスイ  うみのなか
じゆうにおよげる ウミガメの子
しょうぶするなら ばしょえらべ
ばしょえらばねば かてません
   
きみのとくいは なんだろう
きみすきなもの なんだろう
なにしてるとき ほめられたかな
きみのとくいを のばすんだ
    
うみはせかいと  つながっている
うみをわたれば  せかいにいける
せかいとつながれ ウミガメの子
じゆうにおよげ  ウミガメの子
 
・・・・・・・・・・・・・・・
 

美波町におけるアカウミガメの産卵地は、
古くは田井の浜、木岐白浜、大浜海岸の3つでした。
 
田井の浜にも、昭和中期までは上陸が確認されていたようですが、
昭和後期以降は確認されていないようです。
 
昭和後期以降は、大浜海岸が産卵地として日和佐の町おこしがされましたが、
残念ながら2023年度の上陸数は、大浜海岸ではゼロになってしまいました。
  
   
しかし、2023年度でも木岐白浜では2頭の上陸が確認されている為、
美波町全体では、アカウミガメの産卵地であることは維持されていると
考える事ができます。
 
大浜海岸にも来年以降、上陸が復活することが待ち望まれています。

【田井短歌】【2023年10月の短歌】【※短歌アーカイブ】

2023年10月11日 日和佐短歌会

【今月の短歌】田井を舞台にして~

 

【田井短歌】

中秋の名月と田井の浜

名月を見上げ浜辺でふと思う

ついてみたいな兎と餅を   詩朋

 

田井遺跡

田井遺跡入口

田井遺跡今や関心薄いけど

縄文ブームはこれからアツい 詩朋

 

白鳥神社鳥居

素晴らしき貴重な神社田井にあり

日本武尊白鳥神社     詩朋

 

【阿波・美波短歌 詩朋】

賑やかな過疎の港に帰りきて

鳶の目で見ゆ出船入船

 

海があるただ海がある山もある

何にもまして素晴らしきこと 

 

ここでしか見られぬアートをご覧あれ

さまざま揃う門前町

 

神社巡り雨の降る中行く時は

禊ぎになるよと我が友は言い     

 

ー 短歌アーカイブ ー

【文士道 詩朋】

流離の旅時の果てに見つけたり

己が使命は文士なりやと   

 

二刀流俳句に短歌現代詩

小説エッセイ垣根は無用   

 

突き抜けるその瞬間がきっとある

それが何かを突き詰める日々 

 

有名になりたいかなどどうでもいい

信じるままに紡ぎ続ける   

 

標なき己が心を魅了した

やまとごころに我も続かん

 

【父偲記 詩朋】

父逝きてしみじみ思う父さんの

子で良かったな真実一路

 

父逝きて港に向かい夕凪に

一人呟く頑張るからと

 

午後六時宇宙の彼方にオリオン座

亡き父想いしばし動けず