【少年詩・メインタイトル】うみにゆきたい

うみにゆきたい
みなと行きたく なったらね
みんなで由岐に 来ればいい
海に行きたく なったらね
みんなで田井に 来ればいい
とつぜん海が 見たくなる
人にはそんな 時がある
海を見てると ちっぽけな
自分に気づく 場所だから
ぼくの育った みなとまち
漁船の並ぶ 入り江には
潮の香りの いいにおい
見ているだけで 血が騒ぐ
夕焼け小焼け 田井の浜
真珠のように ひかる波
寄せては返す 潮騒が
こころの奥に こだまする
海に行きたい 時がある
そんな時には いつだって
みなみにきーだ みにきーだ
そこがこころの ふるさとだ
注)阿波弁「きーだ」
訳:来なよ。おいでよ。
【詩】縄文の子

縄文の子
タイムマシンが 出来たなら
行ってみたいな 縄文へ
そこにはきっと たくさんの
神様たちが いるでしょう
我は海の子 海部(あまべ)の子
大海原を 駆け巡り
大昔には 田井の浜
飾り職人 おりました
筑紫(つくし)瀬戸内 大八洲(おおやしま)
いろんな素材 かき集め
土器に石器に 耳飾り
匠(たくみ)の技で 作ります
それを丸木の 船にのせ
交易航路(こうえきこうろ)の 旅をする
分かちあいして 和をもって
たっとしとなす 海の民
我ら受け継ぐ 遺伝子に
ヤマトの血潮 刻まれし
両手合わせて ありがとう
そして迎える 弥勒(みろく)の世



【詩】「たい!」のマッハ

【詩】【田井の浜】
(メインタイトル)阿波で一番美しい砂浜の物語
「たい!」のマッハ
泳ぎたい? 泳げない
見せたい? 見せたくない
行きたい? 行けない
ないのまんまじゃ やるせない
「たい!」の気持ちで 伝えたい
会いたい! 知りたい! 伝えたい!
「たい!」の気持ちが 溢れてく
「たい!」の気持ちの アレグレット
あなたの中で 泳ぎたい!
「たい!」がマッハで駆け抜ける
「たい!」の浜まで 逢いに行く
「たい!」の気持ちのシンフォニー
このときめきは 止められないよ
今日はあなたに 逢いに行く
(田井の浜まで 逢いに行く)
【詩】 「わたしのこころのなかのちいさなかみさま」〜「しめい」
【少年詩】ウミガメの子



【田井短歌】【2023年10月の短歌】【※短歌アーカイブ】
2023年10月11日 日和佐短歌会
【今月の短歌】田井を舞台にして~
【田井短歌】

名月を見上げ浜辺でふと思う
ついてみたいな兎と餅を 詩朋


田井遺跡今や関心薄いけど
縄文ブームはこれからアツい 詩朋

素晴らしき貴重な神社田井にあり
【阿波・美波短歌 詩朋】
賑やかな過疎の港に帰りきて
鳶の目で見ゆ出船入船
海があるただ海がある山もある
何にもまして素晴らしきこと
ここでしか見られぬアートをご覧あれ
さまざま揃う門前町に
神社巡り雨の降る中行く時は
禊ぎになるよと我が友は言い
ー 短歌アーカイブ ー
【文士道 詩朋】
流離の旅時の果てに見つけたり
己が使命は文士なりやと
二刀流俳句に短歌現代詩
小説エッセイ垣根は無用
突き抜けるその瞬間がきっとある
それが何かを突き詰める日々
有名になりたいかなどどうでもいい
信じるままに紡ぎ続ける
標なき己が心を魅了した
やまとごころに我も続かん
【父偲記 詩朋】
父逝きてしみじみ思う父さんの
子で良かったな真実一路
父逝きて港に向かい夕凪に
一人呟く頑張るからと
午後六時宇宙の彼方にオリオン座
亡き父想いしばし動けず


