うみにゆきたい
みなと行きたく なったらね
みんなで由岐に 来ればいい
海に行きたく なったらね
みんなで田井に 来ればいい
とつぜん海が 見たくなる
人にはそんな 時がある
海を見てると ちっぽけな
自分に気づく 場所だから
ぼくの育った みなとまち
漁船の並ぶ 入り江には
潮の香りの いいにおい
見ているだけで 血が騒ぐ
夕焼け小焼け 田井の浜
真珠のように ひかる波
寄せては返す 潮騒が
こころの奥に こだまする
海に行きたい 時がある
そんな時には いつだって
みなみにきーだ みにきーだ
そこがこころの ふるさとだ
注)阿波弁「きーだ」
訳:来なよ。おいでよ。