2023年10月11日 日和佐短歌会
【今月の短歌】田井を舞台にして~
【田井短歌】
名月を見上げ浜辺でふと思う
ついてみたいな兎と餅を 詩朋
田井遺跡今や関心薄いけど
縄文ブームはこれからアツい 詩朋
素晴らしき貴重な神社田井にあり
【阿波・美波短歌 詩朋】
賑やかな過疎の港に帰りきて
鳶の目で見ゆ出船入船
海があるただ海がある山もある
何にもまして素晴らしきこと
ここでしか見られぬアートをご覧あれ
さまざま揃う門前町に
神社巡り雨の降る中行く時は
禊ぎになるよと我が友は言い
ー 短歌アーカイブ ー
【文士道 詩朋】
流離の旅時の果てに見つけたり
己が使命は文士なりやと
二刀流俳句に短歌現代詩
小説エッセイ垣根は無用
突き抜けるその瞬間がきっとある
それが何かを突き詰める日々
有名になりたいかなどどうでもいい
信じるままに紡ぎ続ける
標なき己が心を魅了した
やまとごころに我も続かん
【父偲記 詩朋】
父逝きてしみじみ思う父さんの
子で良かったな真実一路
父逝きて港に向かい夕凪に
一人呟く頑張るからと
午後六時宇宙の彼方にオリオン座
亡き父想いしばし動けず